2008年 11月 25日
ゼロベースのゼロって何さ? |
「問題解決のプロフェッショナル 思考と技術」齋藤嘉則を読んでいる。
問題の発見と解決を生業とする人々にとってゼロベース思考、という手法は多くのビジネスマンにとって当たり前のもののようである。
ネットを検索すると、ゼロベース思考については、「白紙に戻って、既成の枠にとらわれずに考えること」、といった説明がされていることが多いけど、これで納得して、実践できるのは、経験と思考力を備えた相当頭の良い方なんじゃないでしょうか。私のようなAir Headには「なんのこっちゃい?」といった感じで、本の一読ではこれをどうやって活用したものか見当がつかない。問題があって大変だね。解決するのって難しいよね。いろいろ頭使ってがんばってね、と言われている気分。既成の枠を取り外して考える、だけがメソッドだとブレーンストーミングと変わらないアクションしか出てこないのではないか、と思った。いや、カッコイイ名前に見合ったなんかあるはずだ。
大概のビジネスは、そのビジネスの置かれている環境で有効な枠組みやその中でのプロセスを持って運営されている。ところが有効だったビジネスプロセスやフレームワークの前提となっていた環境が変化すると、枠を見直す必要が生じる。ちなみに現在は環境変化の激しい予測できない時代、のような議論もあるが、少なくとも近現代史の中で環境変化の少なかった時代ってあったのだろうか?環境は絶えず変わっているものだ。枠組みが環境の変化に対して有効でなくなると予測される時点で見直しが必要となる。場合によっては100年持つ枠組みも可能だろうし、ものによっては数ヶ月で変えなければならない。それより短くなると、最早枠組みというよりも個々のアクションだ。
話が逸れた。さて、どこの地点に立って見直すか?
こんな風に考えてみた。問題となっているビジネスの仕組みが前提としているロジックのゼロ時点にまで遡って、前提自体の成立条件、成立条件が有効でない状況も含めてロジックを展開してゆけばいいのではないか。その大本の仮説のある空間がゼロベース思考で見当すべき仮説の集合からなる空間の発見がゼロベースのエッセンスである、などと解釈してみた。つまりあるべき姿を、大本の前提からロジックの木で構築して行き、大本のロジックを包含する空間そのものの中で考えてゆく。
ところがWebで他のリソースを調べていたら、そんな次元の話でもない模様。そうだ、僕の解釈だと単なるステップバイステップの問題解決でしかない。言葉ではすんなり入ってくるけど、例えば人に「ゼロベースで考えてみてよ」と言って、ある成果を期待できるくらいの具体的なアクションを得るには、どのようにしたらいいか。
問題の発見と解決を生業とする人々にとってゼロベース思考、という手法は多くのビジネスマンにとって当たり前のもののようである。
ネットを検索すると、ゼロベース思考については、「白紙に戻って、既成の枠にとらわれずに考えること」、といった説明がされていることが多いけど、これで納得して、実践できるのは、経験と思考力を備えた相当頭の良い方なんじゃないでしょうか。私のようなAir Headには「なんのこっちゃい?」といった感じで、本の一読ではこれをどうやって活用したものか見当がつかない。問題があって大変だね。解決するのって難しいよね。いろいろ頭使ってがんばってね、と言われている気分。既成の枠を取り外して考える、だけがメソッドだとブレーンストーミングと変わらないアクションしか出てこないのではないか、と思った。いや、カッコイイ名前に見合ったなんかあるはずだ。
大概のビジネスは、そのビジネスの置かれている環境で有効な枠組みやその中でのプロセスを持って運営されている。ところが有効だったビジネスプロセスやフレームワークの前提となっていた環境が変化すると、枠を見直す必要が生じる。ちなみに現在は環境変化の激しい予測できない時代、のような議論もあるが、少なくとも近現代史の中で環境変化の少なかった時代ってあったのだろうか?環境は絶えず変わっているものだ。枠組みが環境の変化に対して有効でなくなると予測される時点で見直しが必要となる。場合によっては100年持つ枠組みも可能だろうし、ものによっては数ヶ月で変えなければならない。それより短くなると、最早枠組みというよりも個々のアクションだ。
話が逸れた。さて、どこの地点に立って見直すか?
こんな風に考えてみた。問題となっているビジネスの仕組みが前提としているロジックのゼロ時点にまで遡って、前提自体の成立条件、成立条件が有効でない状況も含めてロジックを展開してゆけばいいのではないか。その大本の仮説のある空間がゼロベース思考で見当すべき仮説の集合からなる空間の発見がゼロベースのエッセンスである、などと解釈してみた。つまりあるべき姿を、大本の前提からロジックの木で構築して行き、大本のロジックを包含する空間そのものの中で考えてゆく。
ところがWebで他のリソースを調べていたら、そんな次元の話でもない模様。そうだ、僕の解釈だと単なるステップバイステップの問題解決でしかない。言葉ではすんなり入ってくるけど、例えば人に「ゼロベースで考えてみてよ」と言って、ある成果を期待できるくらいの具体的なアクションを得るには、どのようにしたらいいか。
by salsaxtreme
| 2008-11-25 18:29
| 中小企業診断士[気持ちのはけ口]