2011年 04月 20日
社会統計学の1,2回講義 理解したこと |
社会統計学の1,2回講義 理解したこと
現代統計学を聴講して理解したこと。一回目をさぼったので、2回分まとめて投稿。
社会学にける統計分析の役割について。
社会学では、社会理論によって社会事象の因果関係を説明する必要がある。
社会事象を把握するために行われるのが社会調査である。
言い換えると、社会調査を結果導かれた因果関係を説明することが
社会学では必要だということである。
ただ、社会調査では全数調査をするのが一般的にはコスト、時間の面で難しく、
母集団を代表する標本調査により代用する必要がある。
このために因果関係を測定可能な具体的指標に置き換えて(操作化)
統計的に分析することが求めらる。
統計的に分析するにあたっては、記述統計量のうち(代表値、変動の測度)、
変動の測度がどの程度で独立変数が有意な差であるかを検定することとなる。
その際、対立仮説(証明したい因果)と帰無仮説(対立仮説の否定)を立て、
帰無仮説の否定を通じ、対立仮説の暫定的な採用を行うこととなる。
(以上)
世の中のことについて断定するのは難しいので、
否定されないなら仮に正しいと認めてゆきましょうよ、ってことです。
社会調査なのかは兎も角、マーケティングの市場細分化の例でも同じ考えが使えます。
低価格ブランドの「プチエニグム」(診断士試験2次H13事例Ⅱ)について、
(対立仮説)プチエニグムは若者向けである。
(帰無仮説)プチエニグムは若者むけでない。
調査の結果、プチエニグムの購入者が若者と年配者で有意な差が無いので、
プチエニグムは若者向けでないことは否定されませんでした。
帰無仮説「プチエニグムは若者むけでない。」が否定されなかったので、
対立仮説「プチエニグムは若者向けである。」は棄却されるということ。
現代統計学を聴講して理解したこと。一回目をさぼったので、2回分まとめて投稿。
社会学にける統計分析の役割について。
社会学では、社会理論によって社会事象の因果関係を説明する必要がある。
社会事象を把握するために行われるのが社会調査である。
言い換えると、社会調査を結果導かれた因果関係を説明することが
社会学では必要だということである。
ただ、社会調査では全数調査をするのが一般的にはコスト、時間の面で難しく、
母集団を代表する標本調査により代用する必要がある。
このために因果関係を測定可能な具体的指標に置き換えて(操作化)
統計的に分析することが求めらる。
統計的に分析するにあたっては、記述統計量のうち(代表値、変動の測度)、
変動の測度がどの程度で独立変数が有意な差であるかを検定することとなる。
その際、対立仮説(証明したい因果)と帰無仮説(対立仮説の否定)を立て、
帰無仮説の否定を通じ、対立仮説の暫定的な採用を行うこととなる。
(以上)
世の中のことについて断定するのは難しいので、
否定されないなら仮に正しいと認めてゆきましょうよ、ってことです。
社会調査なのかは兎も角、マーケティングの市場細分化の例でも同じ考えが使えます。
低価格ブランドの「プチエニグム」(診断士試験2次H13事例Ⅱ)について、
(対立仮説)プチエニグムは若者向けである。
(帰無仮説)プチエニグムは若者むけでない。
調査の結果、プチエニグムの購入者が若者と年配者で有意な差が無いので、
プチエニグムは若者向けでないことは否定されませんでした。
帰無仮説「プチエニグムは若者むけでない。」が否定されなかったので、
対立仮説「プチエニグムは若者向けである。」は棄却されるということ。
by salsaxtreme
| 2011-04-20 18:55
| 放送大学